北半球を襲った強力な寒波は、
我々の八戸をも容赦なく寒気で包み込んでしまった。
…というか、
ウチの事務所の駐車場をも分厚い白銀の世界に変えてしまった。
要するに、激しく雪カキをしたワケである。
朝、雪カキを終えてホッとしたのも束の間、
午後には雪カキした我々をあざ笑うかのように、また白銀の世界は復活していた。
要するに、また激しく雪カキしたワケである。
冬だというのに、大型の寒波に見舞われたというのに、
体から湯気が立ちのぼる程に熱し汗を流した体は、
まるで体中の血液が水銀にでもなったかのように、
いたる所が重く、しかも鈍く痛んできた。
ダルい体を引きずりながら、
なんとか駐車場の雪カキは終わった。
しかし、こんなワタシでも帰る場所くらいはある。
所有するということは必然的に、そのモノの維持管理をする義務もうまれる。
要するに、帰ってから、また激しく雪カキしたワケである。
普段からの気ままな無精暮らしに慣れた体はグッタリと疲れ果てていた。
極度に疲弊した体は温かな「湯船」を欲していた。
しかし、も〜何をする気力も湧かない。
家で風呂にお湯を溜めたり、
その為に風呂掃除したりする気力など、あろうハズも無い。
そこで、
銭湯!
行って、サッと体を洗って(マナーです)、
そして大量のお湯に身を浸すだけのお手軽さ。
そのワリにユックリ浸かった時に得られる充実感は極めて高い。
このクイック&スローな手軽さこそが銭湯のキモなのだ。
【柳湯】は朝からやってる銭湯として「あさぐる」のコースにも設定されているところである。
男湯〜女湯にまたがる広大な富士の絵や、
塩分を含んだショッパイめのお湯が特徴の人気銭湯のひとつだ。
浴場から漏れ溢れた湯気の“銭湯の匂ひ”が芳しい。
この匂ひだけでも自分比15%くらいは温まる…よーな気がしないでもない。
薬湯をはじめ、アッチコッチの浴槽を巡りつつ、
超音波マッサージ風呂や電気マッサージ風呂などで、
雪カキの疲労を心地良く癒してゆく。
こんな“家風呂以上、温泉未満”の気軽な普段着感覚こそが銭湯の本領なのかもしれない。
裸なのに普段着感覚とはコレいかに?!
…などと痛いめなコトを考えながら十分に“銭湯気分”を満喫したら、
そそくさと浴場から引き上げて脱衣場でゆっくりとくつろぐ。
銭湯効果でタップリと温まったカラダは、
いつまでもホカホカ感が維持され、そう簡単に汗が引かないからだ。
汗が引くまでタップリの時間をかけて良い加減にクールダウンしなければならない。
汗を無視すると湯冷めの原因になるからだ。
こういう、ゆったりした時間をも楽しめるようでなければ
銭湯のゆる〜い楽しみは半減するだろう。
何事も「楽しむ気持ち」が大切なのだ。
で、
湯冷めしにくい銭湯風呂上がりの性質を良いことに…
近所の“お店”から漏れ溢れた
温かくもオイシそうな湯気に引き寄せられましたヨ。
レモン・サワーとビールが、
湯水のごとく喉の奥に流し込まれてゆく。
至福!
「雪かき」の後の「銭湯」…そしてビール。
これぞ『八戸道樂』。
こーゆー1日だったら雪カキも悪くないな。
何事も「楽しむ気持ち」が大切なのだ。
でも、
明日はもう雪カキは御免だけど…
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