2009年9月26日土曜日

その後、鉄ちゃんは…

 
先日の「うみねこ」での小旅行によって、
いっぱしの鉄ちゃん(鉄道マニア)になった気分である。

そんなワケで、まさかの鉄道3連発です。
半日旅行で3回も引っ張ります。……スミマセン。


さて、その“小旅行”の際に、
久慈駅のスタンプを押しながら
八戸のスタンプってどんなんだったっけ?」と思い出そうとし、
元から知らないモノは思い出そうとしても思い出せるワケなどないというコトを思い知らされもしたのだった。

八戸市民であり鉄ちゃんたる者が、
八戸の駅スタンプを知らなくてどーするのか!

ソレから、
八戸のスタンプが気になって気になって気になって…
御飯も5膳くらいしか喉を通らず、
夜も7時間くらいしか眠れなくなってしまった。

そこで、
八戸のスタンプを確かめるために、
本八戸駅と八戸駅に赴き、
各スタンプを蒐集することにしたのである。


まずは本八戸駅のスタンプ×2種。


サイズの小さい方は趣ある「三社大祭」で


大きい方は「三社大祭+えんぶり」である。

ちなみに、
うみねこレール」とは
八戸線内の八戸駅 〜 鮫駅間に付けられた愛称である。



次いでサクッと八戸駅へ…


八戸駅のスタンプは新幹線と八戸駅がデザインされた近代的なイメージ。

八戸駅のスタンプには専用のキレイなスタンプ用紙が用意されていて、上画像の「ジョイフルトレインうみねこ」をあしらった「うみねこレール」版の他に、新幹線「はやて」と八戸駅舎の写真が配された版の2種類があった。

また、「街と海と蕪島とウミネコとえんぶり」を贅沢に詰め込んだ
青い森鉄道線のスタンプは決定版的でなかなか秀逸だ。




さて、街の主要駅を2駅もハシゴし、
各駅のスタンプも手中に収めて、
一人前の鉄ちゃん気分に浸って歩いていると…
目の前に一心不乱で電車の写真を撮るヒトを発見した!


ホ…ホンモノ…!?

やはり、
ホンモノの迫力は違います!

JR東日本・JR貨物・青い森鉄道が混在し
味わい深いローカル線や貨物列車や新幹線までが発着する八戸駅は
真の鉄ちゃんにとっても見所満載の“観光スポット”なようだ。


目の前の電車の名前や型番さえ知らない似非鉄ちゃん
ホンモノの鉄ちゃんの邪魔にならないように
小さくなってホームの端っこを歩くのが精一杯だった…。

「ス…スミマセン」

モノホン鉄様の脇を通り過ぎる時、思わず小さな声で謝っていた…

もぉ二度と生半可な気持ちで鉄道マニアを気取ったりなんかしません。


もぉ半日旅行で引っ張りません。……スミマセンでした。
 

2009年9月21日月曜日

うみねこに乗って。 〜復路〜

   
前回までのあらすじ…
特に目的もなく、なんとな〜く代休をとった平日。
コレといってするコトもなく、
しかし空は厭味なほどに秋晴れていた。
そこで国民的大女優に誘われたかのように、
大人の休日」を気取ってみることにした。
「大人の休日」を利用できるほど円熟した年齢にも達していないし、「大人の休日」ほど優雅な旅でもないけれど…

そんなこんなで「うみねこ」は
「幸せ出する国、いわて」の終着駅:久慈へ到着した。



べつに各所の旅の記念にスタンプを集めているワケでもないけれど、
駅に設置してあったスタンプを1枚押してみる。
理由なんて無い。ソコにスタンプがあるから押すのだ。
スタンプは正しい旅人のマナーであろう。

そーいえば…八戸のスタンプってどんなんだったっけ?

八戸に産まれ八戸に暮らしながら知らないコトはまだまだ沢山ある。

八戸市民でありながら八戸について知らないコトは思いのほか多い。

…などと、軽く反省したような雰囲気を醸し出しつつ
勇んで駅前に出てみると、
ソコには、近代的なJR駅舎及び駅前広場と、
イイ感じにコナレた建物とが
趣のあるコントラストで配置されていた。



なかなか悪くない。



どっちかってぇと「好き」な部類の町並みである。

 

見慣れたようで、懐かしいようで、新鮮なようで、
たいへん好もしい。

しかし、
いつまでも心地よい町並みのムードに浸り散策を続けるワケにはいかなかった。

ナゼなら、
三陸鉄道北リアス線久慈駅内の三陸リアス亭で、
幻といっても過言ではなくもない駅弁を購入しなければならないからだ!

この「うに弁当」は味もさることながら1日20食程度しか製造販売しない(できない)ということでも全国的に有名なのである。


12:04に久慈に到着して12:51に八戸にとって返す「うみねこ」の復路には是が非にでも「うに弁当」とカップ酒が必要なのだ!

ソレこそがこの旅の目的だったのだから。


しかし…
往路の混雑具合と「うみねこ」の発着時間と20食/1日を考え合わせれば、ノホホンと町の散策などしている暇などないことは、明白だった…

幻の「うに弁当」は、本当に幻に終わってしまったのである。

いい歳こいて軽くスキップ踏みながら知らない町を散歩してる余裕などマッタク無かったのだ。


むっ…無念!




…で、
そーゆー痛めな“苦い経験”の後、
久慈到着から1時間とおかず再び「うみねこ」車中のヒトとなった。

おめおめ手ぶらで帰路についた傍らの簡易テーブルには、
これまた再び缶ビールとオツマミが。

まぁこーゆー無益な“行って来い”の旅もまんざら悪かぁない。

ソレも良かろう。

似非「大人の休日」にはコレくらいのいい加減さ大らかさと余裕がなくちゃ、いい旅はできません。


さぁ八戸へ、ガタゴトゆっくり帰るとしようか。





次回こそは(また行く気、満々)
往路⇒八戸駅「いちご煮日記
復路⇒三鉄久慈駅「うに弁当」の
駅弁うに三昧うみねこツアーをキメ込む予定である。



—1日鉄ちゃん おわり—

2009年9月16日水曜日

うみねこに乗って。 〜往路〜

 
不甲斐なき夏も影をひそめた麗しき9月の朝。

缶ビールとオツマミを携えて
JR八戸線「うみねこ」に飛び乗ってみた。



「うみねこ」は
JR八戸線で八戸〜久慈間1日1往復だけ運行されるジョイフルトレインである。



八戸の海岸線を走り、
三陸鉄道までの“脚”としも利用される「うみねこ」は、
鉄ちゃん(鉄道マニア)ならずとも1度は乗っときたい鉄分(鉄道満足度)満点の観光列車なのだぁ!

そんなこんなで、
早秋の観光シーズンも手伝ってか?
列車は満員! 立ってるヒトまでいる盛況ぶりだった。

乗客は他所の地方の言葉(標準語など)を話し、
視界が開けイイ感じの波が打ち寄せる海岸線などでは
軽く歓声が沸き起こる程に盛り上がっていた。


観光客のこーゆー嬉しそうな顔を見ると、
1/240000人の名も無き八戸市民としても、まことに鼻が高い。

「ど〜だい?! 八戸って思った以上にスゲ〜でしょ!」


「うみねこ」に乗って↑「うみねこ」の群れを見る!

かくいう不肖も
「うみねこ」に乗って見る
見慣れたはずの海岸線や海や空や山やウミネコが
なんとなくいつもと違って見えたのも確かだ。

コレこそが鉄道パワーなのか?

ソレとも真っ昼間から呑んだビールのせいなのか?

なにはともあれ、
次回は久慈に到着!

つづく

2009年9月15日火曜日

おとうふ屋さん

日曜日の朝、聞き慣れないラッパの音が聞こえてきた。
通りを見るとリヤカーを引いたおとうふ屋さんが目の前に!!
財布を片手に外へ出たときには姿は見えなくなっていた。

珍しいなあと思っていたから、話を出来なかったことが残念で×2。
近所を回っているらしく、「と〜ふぅ〜」と言っているような
ラッパの音だけが風に乗って聞こえてくる。

これは何としてもGetしたいっっ

ラッパの音が聞こえるたびに外を見るものの、姿は見えない。
さっきより近くまで来ているような気がして通りへ出てみた。

すると・・・

ようやく愛しのおとうふ屋さんに出会えました^o^

リヤカーの中はおとうふだけではなく、いろいろな食べ物が・・・。
さっそく「寄せ豆腐」と「油で揚げない 焼き ドーナツ」を購入。

とっても気さくな方で、いろいろお話を聞かせてくれました。

この地区に来たのは今日で4回目で、
初めはなかなか買いに出てきてはくれなかったこと。
違う曜日は別の地区を回っていること。
「と〜ふぅ〜」のラッパの音が、なつかしなぁ〜と言われること。
それが年配の人だけではなく、小学生からも言われたこと。
「きみ(小学生のこと)はいったいいつの時代に生きてるんだ!?」
って笑って話してくれました。

このふれあいが楽しいですね。
毎週日曜の楽しみになりそうです。

おからをサービスでいただいたので、夕飯の一品になりました。
焼きドーナツ、おいしいっっ!!
おからが入っているし油で揚げていないから、とってもヘルシーです。
子供のおやつにもちょうどよく、パクパク食べちゃいました。



「と〜ふぅ〜」のラッパの音が聞こえたら、ぜひ走って外へ出てみてください。
きっとステキなおとうふ屋さんに出会えますよ*^o^*

《仙人水の里 こだわり豆腐 天狗食品》さんでした。

2009年9月3日木曜日

あの幼虫が羽ばたく時…


「気持ち悪さが大人気!!」


館鼻岸壁の朝空に高らかに響き渡る口上もお馴染みとなった
あの「カブトムシようちゅうグミ」
メデタクも新聞に載ったではありませんか!

(祝)新聞

(詳しくは昨日(9/2)のデーリー東北紙面をお読みください)

当初から密やかながら熱烈に“支持”してきた名も無きフアンの端くれとしては、あの「カブトムシようちゅうグミ」がメジャーデビューしたかのようで、なかなかに感慨深く、まことに僭越ながら勝手に誇らしくさえ思えてきた。

まるで幼虫が“サナギ”になったような晴れやかな気分なのだ。

そして今後、
“成虫”になって全国に大きく羽ばたく予感さえしている。

コレもひとえに、
初期型スタンダードようちゅうグミの大人気に満足せず、
さらなるリアルを追求したアップグレード版の内臓内蔵グミまで開発した赤いテントのコーヒー店さんの飽くなき探求心と妥協を許さぬ技術の賜であろう。

しかも! 現在さらなる“新作”を開発中とのこと!

まさに勢いに乗って“羽化”しようとしているかのようである。

今後も赤いテントの店先からますます目が離せないようだ!