前回までのあらすじ…
特に目的もなく、なんとな〜く代休をとった平日。
コレといってするコトもなく、
しかし空は厭味なほどに秋晴れていた。
そこで国民的大女優に誘われたかのように、
「大人の休日」を気取ってみることにした。
「大人の休日」を利用できるほど円熟した年齢にも達していないし、「大人の休日」ほど優雅な旅でもないけれど…
特に目的もなく、なんとな〜く代休をとった平日。
コレといってするコトもなく、
しかし空は厭味なほどに秋晴れていた。
そこで国民的大女優に誘われたかのように、
「大人の休日」を気取ってみることにした。
「大人の休日」を利用できるほど円熟した年齢にも達していないし、「大人の休日」ほど優雅な旅でもないけれど…
そんなこんなで「うみねこ」は
「幸せ出する国、いわて」の終着駅:久慈へ到着した。
べつに各所の旅の記念にスタンプを集めているワケでもないけれど、
駅に設置してあったスタンプを1枚押してみる。
理由なんて無い。ソコにスタンプがあるから押すのだ。
スタンプは正しい旅人のマナーであろう。
そーいえば…八戸のスタンプってどんなんだったっけ?
八戸に産まれ八戸に暮らしながら知らないコトはまだまだ沢山ある。
八戸市民でありながら八戸について知らないコトは思いのほか多い。
…などと、軽く反省したような雰囲気を醸し出しつつ
勇んで駅前に出てみると、
ソコには、近代的なJR駅舎及び駅前広場と、
イイ感じにコナレた建物とが
趣のあるコントラストで配置されていた。
なかなか悪くない。
どっちかってぇと「好き」な部類の町並みである。
見慣れたようで、懐かしいようで、新鮮なようで、
たいへん好もしい。
しかし、
いつまでも心地よい町並みのムードに浸り散策を続けるワケにはいかなかった。
ナゼなら、
三陸鉄道北リアス線久慈駅内の三陸リアス亭で、
幻といっても過言ではなくもない駅弁を購入しなければならないからだ!
この「うに弁当」は味もさることながら1日20食程度しか製造販売しない(できない)ということでも全国的に有名なのである。
12:04に久慈に到着して12:51に八戸にとって返す「うみねこ」の復路には是が非にでも「うに弁当」とカップ酒が必要なのだ!
ソレこそがこの旅の目的だったのだから。
しかし…
往路の混雑具合と「うみねこ」の発着時間と20食/1日を考え合わせれば、ノホホンと町の散策などしている暇などないことは、明白だった…
幻の「うに弁当」は、本当に幻に終わってしまったのである。
いい歳こいて軽くスキップ踏みながら知らない町を散歩してる余裕などマッタク無かったのだ。
むっ…無念!
…で、
そーゆー痛めな“苦い経験”の後、
久慈到着から1時間とおかず再び「うみねこ」車中のヒトとなった。
おめおめ手ぶらで帰路についた傍らの簡易テーブルには、
これまた再び缶ビールとオツマミが。
まぁこーゆー無益な“行って来い”の旅もまんざら悪かぁない。
ソレも良かろう。
似非「大人の休日」にはコレくらいのいい加減さ大らかさと余裕がなくちゃ、いい旅はできません。
さぁ八戸へ、ガタゴトゆっくり帰るとしようか。
次回こそは(また行く気、満々)
往路⇒八戸駅「いちご煮日記」
復路⇒三鉄久慈駅「うに弁当」の
駅弁うに三昧うみねこツアーをキメ込む予定である。
—1日鉄ちゃん おわり—
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