2011年5月2日月曜日

大震災から繋がる絆

先日、一通の手紙が弊社に届きました。
それは、仙台市にある東北高等学校の五十嵐校長先生からでした。

震災のその日、東北高校のバスケット部の皆さんは、八戸市で開催される大会に参加するため来八していたそうです。
その際の宿泊先が、市内内丸一丁目にある「マルユー旅館」さん。

letter
交通網の麻痺などで延泊を余儀なくなされるなか、快く宿泊を受け入れて頂いたことや、帰路につく際、宿泊料金の不足分の後日支払いへの快諾、また、飲み物の差し入れを頂き、その思いやりに対する感謝が書かれていました。

後日、不足分を支払いをするためにマルユー旅館さんへ連絡したところ、女将さんから「大震災ですので、宿泊費はお見舞いとさせて下さい」との言葉を頂いたこと、マルユー旅館の女将はじめ、スタッフの方々に勇気づけられたことが綴られていました。

この手紙が届かなければ知ることのなかった出来事。

もしかすると、マルユー旅館さんにとってはいつも通りのおもてなしの心であり、震災時に宿泊されている方々の不安を出来る限り取り除き、少しでも快適にという想いがあったのでしょう。

震災後、様々なメディアが被災地での人と人との繋がりや触れあいを報道しています。
そこには流れないけれど、見ず知らず同士が人を思いやり、繋がっていく絆の深さを感じる出来事が日々、たくさん行われています。

この手紙を頂き、こちらも元気づけられ、ブログに掲載致しました。

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