11月のある晴れた日。
前日までの寒さが和らぎ、名勝種差海岸を散策するのには絶好の日。
『民宿の女将と作る浜料理体験deランチ&種差プチ散策』モニターツアーが行われました。
会場は種差海岸駅前の「民宿 石橋」さん。
ほんとに駅の目の前なんですよ!
女将さんの歩幅で30歩(らしい)。
八戸を代表する観光地の玄関口として、きれいに整備された小さな「種差海岸駅」。
駅前をまっすぐ伸びる一本の道路。
その先に伸びる青い空と海・・・
この景色を見て写真を撮らない人はいないんじゃないかと思うくらいの場所で、
当然のようにシャッターを押す自分がいました(^_^)
では早速。
今回のツアーは、寒い時期にも種差を楽しむ方法を探るためのモニターということです。
名勝種差海岸のすぐ近くには種差漁港もあり、そこで仕入れた鮮度抜群のお魚さんを自分達で捌いて食べます。
今回の主役のヒラメちゃんです。
女将さんの手ほどきを受け、ヒラメを5枚におろしていきます。
頭や骨などのアラは、一度サッと熱湯に潜らせることでビックリするくらい生臭さがなくなり、いいダシが取れますよ。
皮を剥がし、そぎ切りにしてお刺身になります。
身をタレにくぐらせ、盛りつけると「ヒラメの漬丼」の完成です!!
アラでダシをとった汁物と小鉢が付いて豪華なランチとなりました。
民宿石橋さんでは八戸の各種お土産も販売しています。
こちらは館鼻岸壁朝市に出店している「松橋商店」さんのご当地ストラップ。
八戸ならではのイカ・サバ・キンキンといったキラキラチャームです。
旅の思い出に・・・
お腹が満たされたら、ツアーの後半戦。
「吉田初三郎」という人をご存じでしょうか。
大正の広重といわれた人物で、日本全国の鳥瞰図を独特の手法で描いています。
彼は種差海岸に魅せられ、ここにアトリエ「潮観荘」を建てて創作の拠点としました。
その潮観荘の跡地が、民宿石橋さんの裏手にあります。
跡地は高台になっていて、海がきれいに見渡せます。
跡地には看板も立てられ、吉田初三郎のゆかりの地であることを教えてくれています。
彼の鳥瞰図は大胆な構図が特徴です。
八戸市鳥瞰図にも見えないはずの富士山まで描かれています。
彼に関する資料を見たり解説を聞いて、もっと多くの人に吉田初三郎という人物を知ってもらいたいと思いました。
みなさん!
ぜひ一度、吉田初三郎の世界に触れてみて下さい。
2010年11月26日金曜日
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